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H. (1986). At last, my research article on procrastination. Journal of Research in Personality, 20, 474–495. DOI:10.1016/0092-6566(86)90127-3 Tice, Dianne M., & Baumeister, Roy F. (1997). Longitudinal Study of Procrastination, Performance, Stress, and Health: The Costs and Benefits of Dawdling. Psychological Science, 8(6), 454-458. DOI:10.1111/j.1467-9280.1997.tb00460.x 林潤一郎(2009).先延ばし後の思考内容と感情の関連-先延ばし傾向に着目して-, 心理学研究, 79(6), 514-521. DOI:10.4992/jjpsy.79.514 Chu, A.H.C., & Choi, J.N. (2005). Rethinking Procrastination: Positive Effects of “Active” Procrastination Behavior on Attitudes and Performance. The Journal of Social Psychology, 145(3), 245-264. DOI:10.3200/SOCP.145.3.245-264 中野照代,藤生君江,鈴木知代 他(2005).看護学生と教育学部学生の健康習慣・健康観の比較研究, 聖隷クリストファー大学看護学部紀要, 13, 91-104. 林潤一郎(2007). General Procrastination Scale 日本語版の作成の試み-先延ばしを測定するために, パーソナリティ研究, 15(2), 246-248. DOI:10.2132/personality.15.246 小浜駿(2010).先延ばし意識特性尺度の作成と信頼性および妥当性の検討, 教育心理学研究, 58, 325-337. DOI:10.5926/jjep.58.325 大久保智生(2005).青年の学校への適応感とその規定要因-青年用適応感尺度の作成と学校別の検討-, 教育心理学研究, 53, 307-319. DOI:10.5926/jjep1953.53.3_307 AI(人工知能)はこんなページをおすすめします このページを見ている人は、こんなページも見ています 大学概要 学長挨拶 沿革・大学概要 建学の精神 教育理念・教育目標 学則 学章・大学歌 大学Q&A お問い合わせ先 施設案内 キャンパスマップ 大学施設の利用 交通アクセス 研究室 教員紹介 人間科学講座 基礎看護科学講座 専門看護学講座 広域看護学講座 教員研究紹介 2023年度 2022年度 2021年度 2020年度 2019年度 教員研究紹介の一覧 学内研究報告会 アニュアルミーティング 学部での研究 卒業論文 大学院での研究 修士課程での研究 博士課程での研究 キャンパスライフ キャンパスカレンダー サークル・自治会活動 若葉祭(大学祭) 学生生活への配慮 在学生の状況 キャンパスライフの一覧 法人情報 組織 中期目標・中期計画 業務の実績に関する報告書 評価結果 財務諸表 法人情報の一覧 情報公開 大学点検・大学評価 教育情報の公表 研究倫理・安全 動物実験小委員会 個人情報保護 サイトマップ サイトポリシー 個人情報保護方針 採用・調達情報 〒870-1201 大分県大分市大字廻栖野(めぐすの)2944-9Tel 097-586-4300 (c) Oita University of Nursing and Health Sciences. All rights reserved. Tweet<外部リンク> --> Modal title × --> -->

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